漫画『永年雇用は可能でしょうか 』1巻のあらすじと感想&ネタバレ

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原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』

最初はタイトルがリアルというか切実なのが面白いなと思って目に留まり、好みの絵とあらすじで即購入。ゆったりとした気持ちになれる作品です。

こちらではコミックスの1巻についてご紹介します。

目次

原作小説とコミカライズについて

小説はどこで連載? 完結してる?

原作小説はyokuu先生による『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』。原作小説は〝小説家になろう〟で連載されており、現在は完結しています。今も公開されており、無料で読むことができます。

小説家になろう『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』はこちら

原作小説はKADOKAWAのMFブックスから出版されています。MFブックスとはKADOKAWAメディアファクトリーとフロンティアワークスが共同で刊行している新文芸の小説レーベルです。
〝小説家になろう〟で完結まで掲載されているお話が1巻として収録されており、本編外という事で19本の短いお話が掲載されています。尚、書き下ろしで2巻、3巻、4巻と続巻が発売されています。

漫画は無料で読める? コミックスの出版社は?

漫画は梨川リサ先生が描かれており、漫画アプリ『palcy』で毎週木曜日、モーニング・ツーで月イチくらいで連載されています。コミックスは講談社のモーニングKCから現在4巻まで発売されています。現在連載がSTOPしているので5巻の発売はいつになるでしょうか?

pixivコミックの連載ページはこちらです。現在無料で読めるお話はありますが、コミックスが発売するタイミングでその収録話は公開終了になりますのでご注意。

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アニメ化はされているの?

残念ながら2024年7月現在、アニメ化はされていません。発表が待ち遠しいですね。

1巻のあらすじ

再就職先の主は不愛想無口な、魔法使い!?
主のセクハラが原因で勤めていた屋敷を理不尽に追放されたメイドのルシル。
遠く離れた先で見つけた再就職先は、森の中で一人暮らす無口で不愛想な魔法使い・フィルスの屋敷だった!
謎多きフィリスの好みを探っていく生活は悪くないどころかかなり楽しい……!
しかし、どうやら前の屋敷の主がルシルを取り返すべく探し回っているらしく……!?

おじさま魔法使いと暮らす、ほっこり異世界ファンタジー!!

モーニング公式サイト作品紹介より

おじさま魔法使いのキャラデザがドンピシャでした。森の中で一人暮らしの無口な謎多き魔法使いのおじさま。イイ!
どんな生活になるのか楽しみです。

第1話 不名誉な解雇

街を歩く黒づくめの男性。先生、と声をかけてきた住人に家政婦の事を聞かれて辞めたと答える。一方ルシルは勤めていた屋敷で主との不貞を夫人に疑われて理不尽な形で辞めることに。

職を失ったルシルは冷静に状況を判断して次の就職先を探しに旅に出る。列車に乗り2日もかけてコートデューという小さな街にやってきた。仕事を斡旋してもらおうと宿屋の主人テオに教えてもらった商工会を尋ね、会長を名乗るコルテスに相談し魔法使いだという〝先生〟を紹介してもらう事となる。

翌日コルテスの案内で森の中にある〝先生〟の家に行き初めての対面。不愛想で圧が強く、気後れするルシル。それでもここでやっていこうと決意し、家の中へと足を踏み入れる。

第2話 先生のお屋敷

自己紹介をする暇もなく無言で歩く先生の後をついていくルシル。先生は必要以上の言葉を発さないが返事をするとうなずいてくれるのが野生動物と距離を測っている感じと嬉しく思うルシルだった。

もっとも重要なことは『余計なことをしないように』だと言って研究室に戻る先生に絶句するルシル。だがそれは粛々と家事をこなせばいい=それはそれですごく楽なのでは?と前向きに考える。早速慣れないキッチンで昼食作りを始めるが、初めて提供した食事を先生は完食する。

1週間後、コルテスに経過報告をするルシル。上手くいっている様子に喜ぶコルテス。彼に魔法使いは長生きと教えてもらったので先生が何歳なのか、どんな魔法を使うのか気になってしまう。

第3話 天国と地獄

なかなか眠りにつけなかった晩、ルシルは夜の庭を散歩することにする。昼と夜の違いを楽しんでいるとベランダに先生が現れじっと佇むその姿に梟みたい、という感想を持つ。

少しずつではあるが先生とコミュニケーションが取れ始めたルシルだったが、半ば行き過ぎたことをしてしまい、自己嫌悪に陥いっていたが先生は特に気にしていないようだった。

初めてのお給金をもらい、ルシルは外食をしようと出かける。分厚いステーキを堪能しご機嫌で歩いていると彼女の名前を呼ぶ男が。振り返ると前の屋敷で執事として働いていた同僚のレイヴンだった。

第4話 先人に学ぶ

レイヴンは主であるニゼアからルシルを連れ帰ってくるように命じられてやって来たのだった。ニゼアのルシルへの執着心を知り、彼女は鳥肌を立てながら屋敷へ戻ることを断固拒否するのだった。

レイヴンは彼女を無理に連れて帰ろうとはせず、そのまま帰って行った。しかし頃ニゼアはルシルを連れて帰ってこなかったレイヴンに当たり散らし、自ら迎えに行くことを画策するのだった。

ルシルの様子がおかしいことに気づいた先生はコルテスの所に出向き、彼女から何か話を聞いていないかと問うが彼は何も知らなかった。ルシルを優秀だと思っている先生は辞められたら困ると話す。

ルシルが本屋で出会ったテオに相談すると彼はルシルを一軒のバーに連れていく。そこにはリリアという美しい女性がおりルシアは彼女からアドバイスをもらい満足して帰る。店の外ではコルテスの元にいた白い猫がルシルを見つめていた。

第5話 先生の魔法

ルシルは風呂上がりに窓を開けてソファで涼んでいるうちにそのまま寝てしまう。たまたま階下に降りてきた先生は寝ているルシルを見て少し痩せたと感じ、辞められたら困ると呟くのだった。

石鹸を探しに街に出かけたルシルだったが、コートデューにルシルを連れ戻しに来たニゼアに見つかってしまう。街中で喚き散らすニゼアにルシルが断固拒否の態度を示すと激高したニゼアは彼女に暴力を振るおうとする。

その瞬間、大きな雷が落ち空は真っ暗に。大きな熊と虎と狼を従えた先生が現れたのだった。

感想&ネタバレ

Image by Ratul Ghosh from Unsplash

世界観

異世界ファンタジーなんだけども、魔法を使えるのは特別な人で皆が使えるわけではなく〝魔法使い〟が一目置かれている世界。ルシルも魔法使いの存在は聞いて知っているくらいで、自分には一生縁のない世界だと思っているくらいです。

絵も街並みや人、自然の表現に温かみがあって穏やかな時間が流れているのが感じられます

ルシルが作るお料理も欧風レストランに出てくるお料理といったところでしょうか。丁寧に作られていてちょっとおしゃれで食べてみたいなと思わせてくれます。

人物

ルシル

ルシルはとてもしっかりしていて肝が据わっているという印象。基本ポジティブで嫌なことがあっても気持ちを切り替えるのが上手。常識人で勤勉なとても安心感のあるヒロインです。

他人より真面目に働いていたのが災いして勘違い男ニゼアがさらに勘違いするようになってしまい、執拗なセクハラを受けて疲弊していたところへ夫人から「泥棒猫」とひっぱたかれるという修羅場を迎えてしまいます。

理不尽。非常に理不尽なんだけど次の職場を探しに少しでも離れた土地へ、と列車に乗り込む姿はとてもたくましい

先生の所で働くようになって、「余計なことはしないように」という言いつけを守ってひたすら干渉しないように努めるのも真面目だからこそでしょう。

食糧庫にスパイスがたくさんある事で先生はスパイスを使った料理が好きなんだと色々とスパイスを試してみるところなど本当に勤勉です。これは先生も仕事ぶりを認めるよなって感じです。

そんなルシアだからこそ出会う人々がみんな親切にしてくれるのでしょう。

先生(フィリス)


先生は最初は眉間に皺が寄っていて少々目つきが良くなかったけれど話が進むにつれて柔らかい表情になり、無言もしくは片言だったけれども少しずつルシルとの会話が増えていくので、少しは心を許していってるのかな?という感じです。

白髪のスタイルのいいおじさまがペタペタと家の中を裸足で歩く姿が可愛くて。よく見れば庭にも裸足で出て行ってます。片言や頷きで返事をするので子供みたいな可愛さもありますね。
服装はいつも黒オンリー。パジャマまで黒でした。

いつ魔法を見せてくれるのかな?と思っていたらラスト……これですか? ク、クマ!?

街の人々

宿屋の主人テオ、商工会の若き会長コルテス、バーのママ(?)リリア、みんな気のいい親切な人たちです。その他の販売店の店主たちも気さくに声をかけてくれます。出会った人たちが皆、先生を尊敬していて好意を持っていることが分かります。

魔法使いのこと

この世界でも魔法使いは〝特別〟な存在です。ルシルは会ったこともないしその存在を知っている、という程度です。コルテスから「僕が子供の頃から(見た目が)ずっと変わらない」と聞いて魔法使いが長生きだとという事も今回始めて知りました。

街では先生が魔法使いだという事は周知の事実なのですが、コルテスは先生が魔法を使っているところを見たことはなく、「むかーし使ったって聞いたことが」という程度であったため、それでなぜ魔法使いと言い切れるのか、とルシルが訝しむのも仕方がありません。

本当にどんな魔法を使うんでしょうね? と思っていたら最後になんかすごい……天気も操れるの!?

その他

初めてのお給金で分厚いステーキを食べに行くルシル。子供の頃は上の兄弟におかずを全部食べられてひもじい思いをしていたのでその反動だという事ですが、最初に宿屋の主人に「兄弟が17人いる」と言ったのは連絡先を書きたくないために設定を盛ったのかと思ってたんですけど、どうやら本当の様です。17人……。

ルシルを連れ戻すように言われてきたレイヴン、なかなかいいキャラでルシルとも本音で話せる数少ない同僚だったのだろうなぁという。なんでニゼアの屋敷で働いてるんだろうってくらい。ルシルと同じでお給金はいいから色々と我慢してるんでしょうか。ニゼアの件が片付いたらもう出てこないのかな? また出てきてほしいな

とにかくそのニゼアが気持ち悪い。一方的に好意を押し付けてきて妄想まで加わって本当に気持ち悪い。前回レイヴンに会って話を聞いただけでルシルは鳥肌立ててたけど、最高潮に鳥肌案件

レイヴンは首になったのかな? 今後出てくる可能性が見えたかも?

先生が助けてくれるという期待を抱きながらいざ次巻!

『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから 1』

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