漫画『永年雇用は可能でしょうか』3巻のあらすじと感想&ネタバレ

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原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』

こちらでは3巻についてご紹介します。

2巻の紹介はこちらでしてますよ。

目次

原作小説とコミカライズについて

小説はどこで連載? 完結してる?

原作小説はyokuu先生による『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』。原作小説は〝小説家になろう〟で連載されており、現在は完結しています。今も公開されており、無料で読むことができます。

小説家になろう『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』はこちら

原作小説はKADOKAWAのMFブックスから出版されています。MFブックスとはKADOKAWAメディアファクトリーとフロンティアワークスが共同で刊行している新文芸の小説レーベルです。
〝小説家になろう〟で完結まで掲載されているお話が1巻として収録されており、本編外という事で19本の短いお話が掲載されています。尚、書き下ろしで2巻、3巻、4巻と続巻が発売されています。

漫画は無料で読める? コミックスの出版社は?

漫画は梨川リサ先生が描かれており、漫画アプリ『palcy』で毎週木曜日、モーニング・ツーで月イチくらいで連載されています。コミックスは講談社のモーニングKCから現在4巻まで発売されています。現在連載がSTOPしているので5巻の発売はいつになるでしょうか?

pixivコミックの連載ページはこちらです。現在無料で読めるお話はありますが、コミックスが発売するタイミングでその収録話は公開終了になりますのでご注意。

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アニメ化はされているの?

残念ながら2024年7月現在、アニメ化はされていません。発表が待ち遠しいですね。

3巻のあらすじ

Image by Emily Hopper from Pixabay

謎の魔法使いによって、猫の姿にされてしまったルシル。頼れる姉貴分・マカロンさんのお世話になりながらどうにか猫として生活を送るが、何とある日、発情期の凶暴な雄猫に目を付けられ追いかけまわされてしまう! 逃げ惑うルシルが困り果てたその時、ついに先生が帰ってきて……!

コミックスカバー裏表紙より

不愛想で無口だった先生が表情も柔らかくなって喋ってくれるようになりました。先生をチベットスナギツネで表現していたのが懐かしいくらいです。

3巻は魔法使いとしての先生の事を少し知ることができます。

第11話 高いところから失礼

マカロンという白い猫のねぐらに来た猫ルシル。猫にされた経緯を話すが先生がいないとどうにもならないと言われる。

猫になって6日目、発情したガラの悪い雄猫に追いかけまわされて大木の上まで逃げる。そこへあの若い魔法使いの男が再び現れ捕まえられそうになるが帰ってきた先生に助けられる。途中、イーダも助っ人として参戦戦するが先生はどっちも邪魔だとどこかへと飛ばしてしまった。

先生が息を吹きかけると猫ルシルは人間に戻った。

第12話 フィリスという人

屋敷に戻ったルシルは疲労からか急激な眠気に襲われて倒れてしまう。部屋で休んでると先生は食事を運んできてくれ、39℃の熱が出ていると教えてくれる。自分が不在の間に苦労を掛けたと頭を下げた先生にルシルは改めて尊敬の念を抱く。

結局3日間寝込んだルシルは元気になり仕事を再開する。先生の優しさを知り、惹かれ始めていることに気づいたルシルだったがただそばにいられればいいと願うのだった。

第13話 力のある者

ある日、先生の食事時にイーダが訪ねてくる。先生は敬語を使いそっけない態度を取るが、また無鉄砲な若い魔法使いが来ないようにこの家を見張りに来たと彼は言い強引に居候することになる。

イーダから協会や魔法使いの事などを教えてもらうルシル。イーダがフィリス師を尊敬するようになった経緯も聞き、打ち解けるようになる。

日中は暇なイーダはルシルの手伝いをすると言い家事を全部魔法でやってしまう。このままでは仕事を取られてしまうとルシルは焦る。

第14話 非・魔法人間生活

自分の存在意義に関わると危機感を持ったルシルは、彼に手伝わないように伝えるがイーダは不満そうな顔を見せる。自分が楽しみにしていた家事を先回りされてつい怒ってしまったルシルにイーダ見下す言動を見せる。揉める二人を屋根の上からカラスが見つめていた。

そこへ肩にカラスを乗せた先生が現れる。自分が正しいと訴えるイーダに先生はきつい一言を浴びせてさっさと屋敷に戻ってしまう。ショックから膝から崩れ落ちて石の様に固まってしまったイーダに、少し申し訳なさを感じるルシル。イーダは屋敷を出ていこうとするがルシルは引き留める。

第15話 任務完了

イーダが来てから3週間。イーダは魔法を極力使わずにルシルの手伝いをし、二人の仲は元に戻りつつあった。

1か月が経ち、彼は出ていくと言いお世話になりましたと先生に頭を下げる。玄関で靴を履いていたイーダに先生が別れの言葉をかけていると突然外が真っ暗になる。3人が庭に出ると黒マントを着た一人の女性が立っていた。

「カロー師」とイーダが呼びかけた女性は先生にあれこれと干渉し尋ねてくる。それを見るからに鬱陶しがる先生を見ていたルシルはカロー師の言い分に憤り、つい口を出してしまう。呆然とするカロー師をイーダは連れて帰るが、出しゃばってしまったかとルシルは先生に謝るのだった。

感想&ネタバレ

Image by Yuri from Pixabay

先生のこと

濃いわぁ……。3巻は何て濃い内容だったのでしょう。そして今まで不愛想で無表情で無言ばかりで、悪い人じゃないのは分かる、垣間見える優しさが素敵、なんて思ってたくらいの先生の情報量が半端ない。どうしてそんなに他の魔法使い達を嫌っているのかという理由も分かりました。

先生は魔法使い達の憧れの存在でありながら、魔法力でしか人の価値を測らない魔法使いを軽蔑していて、その最たる象徴が協会だと思っているためその組織から無関係でいたいが故に不干渉を皆に求めているのでした。
〝先生に干渉してはいけない〟という事が協会の中では公のルールになっているというのが、協会にとって尊敬もしくは畏怖な存在なのかなと思います。

最後に現れたカロー師はの言葉に対する二人の言葉が言い方は違えど意味が同じで二人の感覚が同じなと感じました。

カロー師にルシルの事を優秀な家人だと紹介し、魔法も使わずによく私の世話を焼いてくれると話す先生。この魔法を使わずにという部分にカロー師は反応しショックを受けて無言になったのだと思います。彼女は明らかに魔法が使えないルシルを見下していましたからね。

先生と協会の間に根深いものがあるとはっきりしました。今後昔の話とか出てくるのかな?

その他

とても面白かったのが、〝余計な事〟をしに2階の先生の部屋へと行ったルシルが、出てきた眼鏡姿の先生(初見!)を見て(やだかっこいい……!!)(ではなく!)と内心自分をツッコむところ。ほんとそんな場合じゃない(言いつけを破ったのだから首になってもおかしくない)のに眼鏡姿にうっかりときめいてしまうのが可笑しくて。いや、確かに素敵なんですけど。ここは全文同意なので読むたびに笑っちゃいます。

マカロンの姉御! 気高く美しくカッコいい。頭は良いし面倒見は良いし最高じゃないですか?
それに先生が動物たちと会話できるのは分かってたけど、猫や鳥は伝達係を自主的にしていたとは。先生が色んな事を知っていたのはその為なんですね。

先生はルシルの人となりを、ルシルは先生の人となりをお互い知れたと思います。ルシルは先生をさらに尊敬し、先生はルシルを信頼に値する人間だと判断したと思います。雇い主と家政婦としての距離もさらに縮まるのでは?と期待してしまいますね。

ついに先生への想いを自認したルシル。ニヤニヤしながら次巻へ!

『死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから 1』

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