原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』
こちらではコミックスの4巻についてご紹介します。
3巻の紹介はこちら
してますよ。原作小説とコミカライズについて
小説はどこで連載? 完結してる?
原作小説はyokuu先生による『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~』。原作小説は〝小説家になろう〟で連載されており、現在は完結しています。今も公開されており、無料で読むことができます。
小説家になろう『永年雇用は可能でしょうか ~無愛想な魔法使いと始める再就職ライフ』はこちら
原作小説はKADOKAWAのMFブックスから出版されています。MFブックスとはKADOKAWAメディアファクトリーとフロンティアワークスが共同で刊行している新文芸の小説レーベルです。
〝小説家になろう〟で完結まで掲載されているお話が1巻として収録されており、本編外という事で19本の短いお話が掲載されています。尚、書き下ろしで2巻、3巻、4巻と続巻が発売されています。
漫画は無料で読める? コミックスの出版社は?
漫画は梨川リサ先生が描かれており、漫画アプリ『palcy』で毎週木曜日、モーニング・ツーで月イチくらいで連載されています。コミックスは講談社のモーニングKCから現在4巻まで発売されています。現在連載がSTOPしているので5巻の発売はいつになるでしょうか?
pixivコミックの連載ページはこちらです。現在無料で読めるお話はありますが、コミックスが発売するタイミングでその収録話は公開終了になりますのでご注意。
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アニメ化はされているの?
残念ながら2024年7月現在、アニメ化はされていません。発表が待ち遠しいですね。
4巻のあらすじ
魔法協会から来た魔法使い・カローを追い返したルシル。出しゃばりすぎたかと不安になるルシルに、先生は「気にならない、君だからな」と優しく声をかけてくれる。
コミックス裏表紙より
先生への想いをこれ以上抑えきれない。だけど先生のそばで働き続けたい…。
悩んだルシルの出す答えとは。そして、先生の気持ちは——!
先生が優しくて死にそうです(私が)。たくさん喋ってくれるし今まで言葉が足りなかった分、わかりにくい先生の気遣いなどを知ることができて先生株が更に急上昇してしまいます。
しかも! 二人の関係が大きく変わります!
第16話 引力
出しゃばってしまった事に先生が怒っているのではとルシルは青ざめるが、先生は気にしていない様子。そんな先生のシャツを思わず掴んでしまい、自分の中に変化に気づいたルシルは戸惑う。
質問タイムとなり、ルシルは以前先生が1週間家を空けた理由を聞いてみる。先生は自分が研究している世界樹という物を教えてくれ、その様子を見に行っていたのだという。難しい話になりルシルが理解できないでいると先生は今まで入室を禁止していた書斎に連れて行ってくれる。
ある日街に出かけたルシルはマカロンを見つけてお礼のお菓子を渡し、ついつい先生への自分の気持ちや先生のどこが素敵なのかを語ってしまう。マカロンはルシルを励ますように優しく撫でて去っていくがその様子をたくさんの猫が見つめていた。
第17話 発露
先生はルシルに気を許しているような自由な言動をするようになり、彼女は一喜一憂していた。先生も自分の中の変化に気づき始めていた。
街では動物や鳥がルシルの噂をしていた。お給料日の日、先生の先導でいつものお店にステーキを食べに行く二人。食事を終えたルシルは買い物をして帰るので先に帰ってもらうように告げるが、先生は買い物についてくる。
ルシルが買い物をしている間、荷物の番をしながらベンチで待つ先生。その側で猫たちが「デートだ」と話しているのを聞いた先生は考え込むようになる。
第18話 噂の二人
先生とルシルはそれぞれ葛藤していた。何か言いたいことがあるのかと先生は彼女に要望を描くようにメモを渡すが、先生に靴下を渡したい、木べらが欲しい、とルシルは当り障りのない要望を書きそれを了承する先生。
先生の靴下を編むことになったルシルは街に買い物に出かけ、コルテスと会いもうすぐ星夜祭だと聞かされる。編み上がった靴下を先生に渡すと、感心した先生は木べらを持ってきて渡してくれる。それは先生の手作りだった。感動しているルシルに先生は「明日は星夜で世界樹が歌う」と教えてくれ、世界樹を見に誘ってくれる。
第19話 星が奏でる
たまに憂いの表情を見せるルシルに、先生は何か心配事があるなら早急に解決しなければ、と考える。
星夜の日、時間になり身支度を整えたルシルは先生と庭に出る。先生はルシルにまじないをかけ、「気を持つように」という声をかけて二人は宙に浮かぶ。
どれくらい上ったのか、恐々とルシルが目を開けると目の前には世界樹があった。「流星の波動で樹が歌う」との言葉通り、歌としか呼びようのない音がルシルを包む。自然にあふれ出たルシルの涙を先生が拭い、微笑んだ。たまらずルシルは先生に「お慕いしております」と涙を流しながら告げてしまう。
第20話 永年雇用は可能でしょうか
先生はルシルの言葉の意味を問う。年齢が離れていることなどを理由に先生は軽い拒絶を見せる。そこでルシルは永年雇用をしてもらえるかと聞くと、先生は即答してはくれなかった。
その夜から先生は部屋に籠り、二日ほど顔を合わせていなかった二人だったが、急に先生が現れてルシルに解雇を告げる。ショックを受けて涙ぐむルシルの目元を先生は拭い、自分の心情を吐露する。意外なことに先生はルシルの気持ちを受け入れるのだった。
一週間後、ルシルは先生と連れ立って街のお世話になった人々に挨拶に回った。屋敷に戻るとあらゆる動物たちが先生にお祝いを告げに来た。彼らが帰った後、二人は肩を寄せ合い甘い時間を過ごすのだった。
感想&ネタバレ
2階の秘密
先生の部屋と書斎は掃除しなくていい、そもそも上がってこないように、というはっきりと拒絶されていた2階についに足を踏み入れたルシル。まあイーダの見送りの時に先生の部屋を訪ねていますがあの時は黙って強引に行ってますので、先生が書斎に招いてくれた今回とは違います。
部屋に入ってはいけない理由は「危険なものがあるから」というごくごく自然な理由で、先に教えて欲しかったとルシルも思っていますが先生らしいというか。「そのうち片付ける」という事は、入っても良いという事になるのでしょうか。そして自分が研究している世界樹の写真(絵?)を見せてくれるのも嬉しい。しかも連れて行ってくれるの?と期待を抱いてしまう言葉まで。
2階の部屋に入るという事は、先生の心の中にも入り込んでるのでは?と思ってしまいます。
先生の変化
自分の研究の内容も、書斎にも入れて、どんどん距離が近づいている先生ですが、ルシルのサツマイモ料理に感動したり、特にスイートポテトのくだりは先生が可愛すぎて反則でした。
しかもただ研究をして時間が経つだけだった先生の日常が、些細な事に気づいたり目を向けるようになり、他人と一緒に時間を過ごすようになるという読者からしたらすごい進歩したなと。四季が変わってるのも気がついてないんじゃないかなというくらい、周りの事に無頓着でしたから。
そして最後、自分の心情をあれほど吐露して、自分の中にある〝恐れ〟も認めてルシルに伝える先生に、涙腺が緩みっぱなしでした。
関係が変わったこの二人がこれからどういう生活を送っていくのか、ますます楽しみです。
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