劇場版『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』のあらすじと解説(ネタバレあり)

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TVアニメ版『鋼の錬金術師』(2003年)の続編として制作された劇場版アニメ。TV版最終回のその後を描き、エドワードとアルフォンスの新たな運命が描かれます。
アクションやドラマ性に優れ、映画としての完成度が高い作品です。

アニメ独自の完全オリジナルストーリーとなっています!

目次

鋼の錬金術師 シャンバラを征く者の基本情報

基本情報

基本情報

タイトル劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
公開日2005年7月23日
監督水島精二
脚本會川昇
キャラクターデザイン伊藤嘉之
音楽大島ミチル
アニメーション制作ボンズ
配給松竹
上映時間105分
興行収入13億円

劇場版のテーマは「世界と自分とは無関係でいる事はできない」となっています。

キャラクターと声優

現実世界
主なキャラクター声優説明
エドワード・エルリック朴璐美主人公。TVアニメ版のラストで現実世界
(1923年のドイツ)に飛ばされ、
元の世界に戻る方法を探す。
アルフォンス・ハイデリヒ小栗旬エドの友人であり、ロケット工学の研究者。
エドを助けるが、ナチスに殺されてしまう。
ノーア沢井美優ジプシーの少女で、特殊な予知能力を持つ。
悪人に売られそうになった所をエドに助けられる
デートリンデ・エッカルトかとうかずこトゥーレ協会の指導者で、シャンバラ
(アメストリス)への侵略を企む。
カール・ハウスホーファー津嘉山正種エッカルトの片腕的存在。
ミュンヘン大学の教授で地政学者。
ホーエンハイム江原正士エルリック兄弟とエンヴィーの父親。
エドの為に錬金世界に帰る方法を探している。
エンヴィー山口真弓エドとアルの異母兄弟のホムンクルス。
竜になって現実世界に来た為に元の姿に戻れないでいる
錬金世界(アメストリス)
キャラクター声優説明
アルフォンス・エルリック釘宮理恵エドの弟。
兄を探しながら錬金術の研究を続ける。
ウィンリィ・ロックベル豊口めぐみエドとアルの幼馴染で機械鎧の整備士
エドが戻ってくるのを健気に待っている
ロイ・マスタング大川透自ら志願し伍長に降格し、北方の極寒の
地で警備の任に就いている。
リザ・ホークアイ根谷美智子マスタングの元部下。
北方にはついて行かず中央司令部で勤務。
ラース水樹奈々イズミによる人体錬成で生まれたホムンクルス。
アルに協力し門を開くための材料となる。
グラトニー高戸靖広紅い石の合成用に作られたホムンクルス。
地下都市に閉じ込められていたが、
ラースと共に門を開くための材料となる。
ハスキンソン石塚運昇アメストリスの物理学者で錬金術師が優遇
される世界に不満を持つ。
新型爆弾を作るが人体錬成に手を出して
爆弾もろとも現実世界へ引きずり込まれる。

初日舞台あいさつには朴璐美や釘宮理恵、小栗旬も参加しました。

主題歌

「Link」L’Arc〜en〜Cielオープニングテーマ
「LOST HEAVEN」L’Arc〜en〜Cielエンディングテーマ

L’Arc〜en〜Cielが手がけた2曲は、作品の世界観にぴったりとマッチし、特にエンディングの「LOST HEAVEN」は物語の切なさを象徴する楽曲として評価が高いです。

あらすじ(ネタバレを含む)

導入から結末まで

ネタバレを含みますのでご注意ください

設定

物語はTVアニメ『鋼の錬金術師』の最終回後の世界を舞台にしています。
アニメの第一話から三年後が舞台となっているので、エドワードは18歳となっています。

アルフォンス・エルリックはアニメの最後でエドの錬成により肉体を取り戻しましたが、記憶は母を錬成したころで止まっており、エドとの四年間に渡る旅の記憶も失くしています。

あらすじ

TVアニメ最終回でエドが錬金術のない世界(1923年のドイツ)に飛ばされ、アルがアメストリスに残る形で終わりました。本作では、エドが元の世界に戻る方法を探す中で、ナチスの前身となる「トゥーレ協会」が異世界・シャンバラ(アメストリス)を侵略しようとする計画を知ります。

エドはアルフォンス・ハイデリヒやノーアと協力してトゥーレ協会の野望を阻止しようとしますが、ハイデリヒはナチスに殺害されてしまいます。一方、アメストリスではアルが兄の帰還を目指し、門を開くための研究を続けていました。

やがて、ナチスはシャンバラの門を開き、アメストリスへの侵略を開始。しかし、エドとアルは力を合わせてナチスの侵攻を阻止し、最終的にエッカルトを倒します。しかし、二人がアメストリスへ戻ることは叶わず、兄弟は錬金術のない現実世界で生きる道を選びます。

DMM TVで『鋼の錬金術師 シャンバラへ征く者』を見ることができます!

世間の評価

世間の評価

高評価ポイント

TVアニメ版の後日譚として完成度が高い
映画ならではの迫力あるアクションと美麗な作画
エドとアルの兄弟愛が感動的
歴史とファンタジーが融合したストーリーが斬新

賛否両論のポイント

アメストリス側のキャラ(ウィンリィ、マスタングなど)の出番が少ない
エドとアルが最終的にアメストリスに戻らない結末が切ない
現実世界のドイツの歴史と結びつける展開がやや重い

エドとアルが錬金術のない世界で生きていくという結末は衝撃的でしたね!

まとめ

まとめ

『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』は、TVアニメ版『鋼の錬金術師』(2003年)の完結編として製作され、錬金術のある異世界と現実世界(1920年代のドイツ)を結ぶ壮大な物語が描かれます。エドとアルが新たな世界で生きていく決意をするラストは賛否両論を呼びましたが、そのドラマ性や映像美は高く評価されました。

TVアニメ版を観た人には特にオススメの作品です!

 
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