悪役令嬢ブームを牽引していると思われる、主人公がとっても魅力的な『悪役令嬢の中の人 ~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』。原作はまきぶろ先生、作画は白梅ナズナ先生です。
悪役令嬢モノは「悪役令嬢と呼ばれるけど、実は心の優しい良い子なんです!」というパターンが多いのですが、この作品は「悪役令嬢の名に恥じぬ悪っぷり」な主人公が美しくて格好良くて。自分を悪意を持って陥れた人間たちにあらゆる手段を使って復讐する様が気持ちがいい、言わば「悪を持って悪を制す」というお話です。
こちらは2/28に更新されたコミック最新話の第26話について紹介しています。

ついに来ました! ピナの全ての悪事が露呈します!
『悪役令嬢の中の人 ~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』はpixivコミックで連載中です!
最新刊は5巻です



11/25に5巻が発売されました!
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第26話『汝、一切の希望を捨てよ』のあらすじ


〝過去の水鏡〟によって、ピナが企んだ捏造に加担した者たちが明らかにされていき、該当者たちは別室へと連れていかれた。完全に騙されていたと分かりショックを受けるウィリアルド達。しかしクロードは一人、仲間たちを見下していた。クロードはレミリアを愛しており、彼女を手に入れるためにウィリアルドがレミリアと婚約破棄するよう、ピナに同調しているように見せていただけだった。しかし、自分の出る幕はなかったと自虐の念を持つ。
会場では更にピナの悪行が曝け出され、ウィリアルドがピナに詰め寄る。キレたピナはレミリアへ罵詈雑言を叫ぶ。レミリアは最後の仕上げと女神のような振る舞いでピナに哀れみの言葉をかける。それに激昂したピナは押さえつけられていながらも大暴れをして怒りや呪いの言葉を叫び続けた為、とうとう会場から連れ出されてしまった。
アンヘルがピナを諸悪の根源として葬り去ろうとしているのに気づいたレミリアは、「生きて償ってほしい」と懇願する。
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ネタバレあり感想





原作のネタバレが含まれていますので原作未読の方はご注意を!
お待たせしました!
待ってました!
……と一人でコール&レスポンスしちゃうくらい、待ち望んでいたこの日(更新日)が来ました。
ピナが大勢の目の前で完膚なきまでに叩きのめされる日が。
では、順番に感想を述べていきます。
一つ一つの〝証拠〟と〝証人〟の嘘が暴かれて退場していく彼らを見送る4馬鹿たちは「俺たち本当に騙されてたんだ」とショックを受けてます。相変わらずウィリアルドは嫉妬するレミィはいなかったって言ってて、もう何回言ってるの? しつこいよ? しつこい男は嫌われるよ? あ、もう嫌われてたんだった☆
しかしクロードが抱えていたドス黒い欲望も明らかになります。
クロードはグラウプナー家に引き取られてから義姉のレミリアにずっと恋をしていて、結婚したいと思っていた。だからピナがレミリアを陥れてウィリアルドを奪おうとしていることに気づきながら、あえて乗っかりつつレミリアを助けずに放置して、婚約破棄になるように仕向けていたという事。
婚約破棄となって公爵家から勘当されて一人寂しくしている所へ、自分が次期公爵として迎えに行って〝可哀想な姉さんを僕が救ってあげる〟というシナリオを描いていたという本当に最低な奴。
ほら、男たちに襲われそうになっている時に助けてくれた人がいて、それがきっかけで付き合うようになったけれど、実は裏で繋がっていて仲間に襲わせて自分がヒーローのように見せて騙してた、みたいなパターンあるじゃないですか。あれですよね。
お前が! エミのレミリアの味方となって! 助けてあげていたら!
策士というより汚いやり口で愛する人をモノにしようという思いっきりクズ案件ですよね……。
いやほんと3馬鹿よりクロードの方がよっぽどタチ悪くて酷いですよね?
レミリア様同様に許しませんよ? 自分なんて到底レミリアと釣り合わない事を思い知らされて泣いて後悔する姿がお似合いですね。その表情はまきぶろ先生の性癖に刺さってますね! 笑



あれれ……まだ序盤なのにこんなに語ってしまいました……
そして例の。ロマノとピナのアッハ~ンですが、原作既読勢としてはどうお描きになる(表現なさる)のだろう……と思っていたら、これまたお上手に分かりやすく描かれてましたね~。
上位貴族の方たちがドン引きしているのが可笑しくて。「うっ、後ろのぉぉ——!?」で大笑いしました。そんなのを見せつけられた皆さまご愁傷様です…。
エルハーシャ様、やっぱり賢いよね。しかし、エルハーシャ様を見て顔を赤くする貴族何なん? 笑(今回の一番の疑問)
「卒業祝い」と言って裸にリボン巻いて現れるピナに爆笑。ギャグでしょ、もう。あんなの生で見せられたら夢でうなされそう。原作でも〝薄着〟となっていて腰の所のほくろが見えたとの事だったので、ベビードール的な姿だったのかなと思ってたけど、リボン巻いてくるとは 笑 白梅先生流石です。
この後はピナの顔芸のオンパレードなのですが、あれだけ演技をして表面を取り繕うのが上手いのに、レミリアに対しては周りに人がいることも忘れるくらいに汚い言葉で罵りまくるという、ほんと頭の悪い女なんだなと思いますね。この後きゅるんとしたって無理でしょ絶対。
ピナのドヤ顔の効果音が「ピナァ~~~アッ」なのにワロタ。(今回の一番の爆笑コマ)
レミリアが「転生者ではない」とアンヘルの前で答えて嘘がないと分かったピナが動揺するシーンは、なるほどなぁって思いますよね。転生者だったのはエミであって、レミリアはそのエミの記憶を除いてすべてを知っているだけだから、レミリア自身は〝転生者ではない〟は嘘ではない訳です。いやほんと凄いわこの設定。
「腐れ外道の嘘つきビッチが!」ってよくもまあすらすらとそんな言葉が出てくるなとも思うのですが、これはもう自己紹介乙です、としか言いようがないですねー。
しかし、ピナの「は?」が2ぺージ使っての4カメアングルなの凄いなぁ。レミリアの言葉を段階踏んで理解して発狂したんだなっていうのが伝わりますよね。
そしてその発狂シーンですが、原作の「顔の穴という穴から液体をほとばしらせながら泣き叫び」という一文がどう描かれるのか期待していたんですけど、もう期待の何倍も上で。白梅先生……貴女凄いですよ……汚らしい醜悪な表情はもちろん、床に組み伏せられて手を後ろで拘束されている状態で、暴れるその姿の表現が凄い。もう見苦しいほどに上半身だけ暴れまくっているというのが一目瞭然。諦めの悪さというか悪あがきをしているピナの執念深さが描かれてましたよね~。
あれかな? 吊り上げられた魚がビチビチ飛び跳ねてるやつみたい 笑
これ、周りには「悪魔に憑りつかれていた」ように見えるんでしょうけど、ピナの〝素〟なんだから恐ろしい 笑


煌めく涙を流し慈悲深い女神のようなレミリアを見て、「彫刻を掘らなくては…」って泣いてるモブがいますけど 笑 分かるよ分かる! その溢れる芸術の才能をぜひレミリア様に捧げて!
そのうちどこかにレミリアの彫刻が飾られているかも?
ピナを大広間から退去させて戻ってきたシルベストに「手は洗ったかい?」ってエルハーシャが聞いたのが面白過ぎる。(今回一番の最高なセリフ)
「シル」呼びも嬉しいけど、もうピナを汚物扱いしてますよね? 笑
アンヘルの有能さと何をしようとしているのかに即座に気づくレミリアが素敵。でも美しいレミリアの姿の横にデカ文字で「クソ女」って 笑 「わたくしの獲物」にも痺れますね。
そして最大の目的である「死で贖うことすら許さない」ですよ。すぐに死刑にして殺してしまうのはレミリアにとっては〝救済〟であり、罵倒され惨めに生きながら日々後悔し続けて長く長く苦しんでからでないと死んではいけない、という究極の復讐なのです。
——ここまで44ページですよ! 長いと思った~~嬉しかった~~。いつもは20ページくらいですものね。読み応えありました。
原作ではこの後は時も場面も変わり、夜会の一ケ月後くらいの話になるんですけど、白梅先生と編集さんはその間の事も描いて(埋めて)いただけるのではないかと期待してます!



ロレーヌ子爵は今回もいい味出してましたね! ドラマティックな事になると生き生きしてますね 笑
結末が知りたい方は原作を読んじゃいましょう!(私がそうでした 笑)
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