原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』(講談社KCx)。
こちらは第16話について紹介しています。
現在発売中の3巻の内容はこちら
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第16話のあらすじ
出しゃばってしまった事に先生が怒っているのではとルシルは青ざめるが、先生は気にしていない様子。そんな先生のシャツを思わず掴んでしまい、自分の中に変化に気づいたルシルは戸惑う。
質問タイムとなり、ルシルは以前先生が1週間家を空けた理由を聞いてみる。先生は自分が研究している世界樹という物を教えてくれ、その様子を見に行っていたのだという。難しい話になりルシルが理解できないでいると先生は今まで入室を禁止していた書斎に連れて行ってくれる。
ある日街に出かけたルシルはマカロンを見つけてお礼のお菓子を渡し、ついつい先生への自分の気持ちや先生のどこが素敵なのかを語ってしまう。マカロンはルシルを励ますように優しく撫でて去っていくがその様子をたくさんの猫が見つめていた。
感想とネタバレ
「君だからな」(パワーワード)
これ覚えて帰ってください。テストに出ます。
君だから、ってどういう事!? 先生のルシル評を聞きたい。そりゃあルシルの心も跳ね上がってついどういう意味ですか、ってシャツを掴んじゃいますよ。(口には出せないのがルシル)
先生の表情がすっかりと柔らかくなって……。度々口の端が上がってますよね? しかもそんなに喋れたんですね(笑)。以ルシルをあからさまに気にかけるようになりましたよね。ルシルは先生への恋心を止めることができず、何分真面目で正直者だからつい行動に出てしまって戸惑い、そして反省する。そんなルシルを先生が気遣う事でまたルシルが惹かれてしまうというループになっちゃってます。
最初に屋敷の中を案内された時に2階の掃除は必要ない、と言われて書斎と先生の部屋には入れなかった訳ですが、それはルシルを拒絶ということではなく、不用意に危ないものが置いてあるので危険だからという理由でした。〝呪詛がかかった書物〟を無造作に置かないで~先生~。
自分が研究しているものを教えてくれて、しかも今度実物を見せようと言ってくれるなんて、めちゃめちゃ気を許してますね!? 確実に距離は近づいてるし、今回は先生からの嬉しいお言葉が多すぎて、胸のどきどきが止まらない……。
ルシルも女の子、恋バナをしたいお年頃(?)ですが何分相手がいない。それで頼れる姉御であるマカロンに語ってしまうのですが、結局は先生とどうにかなりたいとかではなくてそばに居られればいい、というささやかな願い。なんて健気なんだろうかと。これは応援したくなるでしょ。だけど周りにいた猫たちが頷きあってるのが怖いですね。「後から自分のうかつさに悶え苦しむことになる」とルシルのナレも入っているので、先生に伝わっちゃうのかな? 吉と出るか凶と出るか。
次のお話はこちら
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この第16話が収録された4巻が発売されましたので、その感想はこちらです。
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