原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』(講談社KCx)。
こちらは第20話について紹介しています。
前の話はこちら

20話のあらすじ
先生はルシルの言葉の意味を問う。年齢が離れていることなどを理由に先生は軽い拒絶を見せる。そこでルシルは永年雇用をしてもらえるかと聞くと、先生は即答してはくれなかった。
その夜から先生は部屋に籠り、二日ほど顔を合わせていなかった二人だったが、急に先生が現れてルシルに解雇を告げる。ショックを受けて涙ぐむルシルの目元を先生は拭い、自分の心情を吐露する。意外なことに先生はルシルの気持ちを受け入れるのだった。
一週間後、ルシルは先生と連れ立って街のお世話になった人々に挨拶に回った。屋敷に戻るとあらゆる動物たちが先生にお祝いを告げに来た。彼らが帰った後、二人は肩を寄せ合い甘い時間を過ごすのだった。
感想とネタバレ
せ、先生……!!
何ですかこの急展開。私はまだまだ焦れた感じでいってやきもきするのかと思っていたのに、くっついちゃった! くっついちゃったよ!(全然いいのですけど)
部屋に籠っている間、ずっと考えてたんですね、先生……。寿命の都合上、先にこの世を去るのはルシルの方であって、その死を看取らなければいけない。その必ず来る事実を恐れてしまうのは当然のことです。
長寿であるがゆえにあらゆることに無感動で反応の薄い先生が、ルシルの一挙手一投足によって心を揺り動かされて死にかけた感情を蘇らせられたのは先生にとって本当に大きなことだったんですよね。最近はルシルの事ばっかり考えてましたものね。
この〝理由〟の場面では先生良かったね……と、つい涙が出てしまいました。先生の日常が彩りのあるものになって良かった。そしてそうさせるルシルの凄さよ……。
そして後半は床の上をゴロゴロ案件でした。急に! 心の準備が!
急に恋愛モードに入られるとビックリしちゃいますね。ルシルの想いが届いたらいいなとは思っていましたけれども!
あと、動物たちがお祝いに来てくれるのが可愛くてほわ~んとしちゃいました。冬眠前の挨拶を兼ねる律儀な熊さん。ルシルがマカロンにしていた惚気話の内容を動物たちから聞かされて真っ赤になってしまう先生が可愛すぎる。しかも「(赤面姿を)見るな」とルシルの視線を手で払うのもニヤニヤしてしまいますね。彼らのおかけで幸せモードもアップしました
次回からは関係性が変わった二人の生活が描かれるのでしょうか。原作読もうかな……。

4巻は5月30日に発売されました!
この第20話が収録された4巻が発売されましたので、その感想はこちらになります。


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