原作はyokuu先生、漫画は梨川リサ先生の『永年雇用は可能でしょうか』(講談社KCx)。
こちらは第19話について紹介しています。
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19話のあらすじ
たまに憂いの表情を見せるルシルに、先生は何か心配事があるなら早急に解決しなければ、と考える。
星夜の日、時間になり身支度を整えたルシルは先生と庭に出る。先生はルシルにまじないをかけ、「気を持つように」という声をかけて二人は宙に浮かぶ。
どれくらい上ったのか、恐々とルシルが目を開けると目の前には世界樹があった。「流星の波動で樹が歌う」との言葉通り、歌としか呼びようのない音がルシルを包む。自然にあふれ出たルシルの涙を先生が拭い、微笑んだ。たまらずルシルは先生に「お慕いしております」と涙を流しながら告げてしまう。
感想とネタバレ
先生靴下履いてます。「靴下は好まない」って思いながら履いてます。本音を話さないルシルの事を「分からない」としながらも、好きではない靴下を素直に履いている自分の事も分からなくなっています。
宙に浮くというのは魔法が使えるなら一度はやってみたい事ですよね。実際浮いたらルシルのようにおっかなびっくりになってしまうのは仕方がないです。仕方がない事とはいえ抱きしめられたまま空に上がっていくのは、二つの意味でドキドキだったのでは。
「流星の波動で樹が歌う」ですが、勝手なイメージとしては色んな音のハンドベルが響いてるみたいな感じかな。時折メロディーを奏でているように聞こえたりして、歌みたいに思えるのかも。それはきっと美しい音色で、だからルシルは心を揺さぶられて胸の内に秘めていた気持ちを言いたくなったんでしょうね。涙を流してはいたけれど、すっきりとした顔をしていたように見えました。
先生は心底驚いた顔をしていて、あの物事に動じない先生がこんな表情を見せるくらい想像もしていなかったんだなぁと。
ついに気持ちを告げてしまったルシル。告白してしまったら、傍に居られなくなってしまうかもと恐れていたルシルはどうなるのか。先生、気持ちに応えろとは言わないから、ルシルをクビにしないで!
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この第19話が収録された4巻が発売されましたので、その感想はこちらになります。
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